こんにちは、
お金を増やすことに興味のある、おもちょです。
2019年の最初の記事はお金に関する話題です。
「教えてもらう前と後」という番組を見ていて、子どもの頃からお金に強くなるための秘訣が話されていたので記事にしました。
お金について教えてくれるのは、村上ファンドの村上世彰氏。
村上世彰と言えば、2006年にインサイダー取引容疑で起訴されて、ニュースでも取り上げられて話題の人になりましたよね。
そんな村上氏は現在、シンガポールに移り住んで、日本をはじめアジアの市場を中心に投資家として活躍しておられます。
やはり根っからの投資家なんですね。
実は村上氏、投資家の親から小学3年生の時に100万円を渡されたそうです。
「この100万円は大学卒業するまでの小遣いだ」といわれ、お金を増やしたかった村上少年は、小学3年生にして株式投資を始めたそうです。
村上少年が目につけたのは、父親がいつもおいしそうに飲んでいるビールを見て、ビール会社はこれから伸びると確信し、大手ビール会社の株を購入したそうです。
その後は経済新聞で動向をチェック。
また、高校時代はオイルショックの影響で、「金」の価格が上がっていることに着目し、金の鉱山を持つ会社の株を購入。
このように着々と100万円の元手を増やし、大学卒業までに1億円になっていたそうです。
村上氏はこの体験をもとに、日本の子どもたちに株式投資体験ができるよう、株式投資をしたい子どもを募集しているんだとか。
一人10万円の資本金を与えて、投資を実際にやってみるというプロジェクトを立ち上げたそうです。
興味のある人はHPをご覧ください↓↓
お金の話をすることは悪いことだと思っている日本人
村上氏いわく、日本人の子どもたちは、お金の教育を受けたことがないという。
お金の教育が一切、授業の過程に入らない国。
お金の話をするのは悪いイメージがあり、タブーとされてきた国。
これは世界中を見ても日本くらいしかないと言われています。
なぜ日本でお金の話をすると悪いイメージになるのでしょうか?
村上氏いわく、「士農工商」という江戸時代の身分制度が原因ではないかといいます。
当時は武士が一番偉くて、商人は最低だという考えが一般的で、当時からお金儲けの話をすることがタブーとされていたようです。
つまり日本は歴史的に「お金儲けが悪いこと」と教育されてしまったのかもしれません。
実際、海外では子どもの頃からお金の教育がなされているようです。
例えば、アメリカでは学校の授業の中で、お金の管理やリスクマネジメント、保険、金融責任、収入とキャリア、貯蓄と投資、クレジットと負債など幅広く実践的な教育がなされているそうです。
またオーストラリアでは、高校1年生でビジネスと資金管理を中心に、商売の法律なども習うそうです。
さらにフィリピンでは、中学生になると経営学の初歩、マーケティング、経済のことを学ぶといいます。
村上世彰から学ぶ小学生から始める投資術!【お金に強くなる3大ルール】
1.今すぐ住宅ローンの残高を子どもに伝えろ
ほとんどの親は、子どもに住宅ローンの残高がいくらあるのか話したことがありません。
実際に街で子どもたちに、住宅ローンの残高がいくらあるのか聞いてみると、
50万円、360万円、100万円、10万円、4万円など、実際の残高とはほど遠い金額が返ってきました。
中には100億円という回答も・・・。これはお金の価値が全く分かっていない証拠。
家全体にかかるお金を、子どものうちから話しておくことによって、より現実的な金銭感覚を身が着くそうです。
もし賃貸に住んでいるなら、毎月の家賃と給料を子どもに伝えるとよいでしょう。
2.お金に強くなるには「値札」を見よ
例えば、ガソリンの価格が少し前はかなり高かったのは、トランプ大統領がイランの経済制裁をしたために原油価格が高騰しガソリンが値上がりしたから。
しかし、2018年秋から値下がりに転じ、中東の原油価格の動向から、今後もしばらくは値下がりが続くと予想することができる。
つまり、モノの値段を見て、どうしてこの値段になっているのか?その理由を考えることが、お金に強くなる秘訣です。
例えば・・・
ツナ缶製品が値上げが発表された理由は?
↓
その要因は、原料となるキハダマグロが高騰したから
↓
その背景は、世界的にマグロの需要が高まり、それに伴う漁獲制限がかけられたから
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このように、値札から世界情勢を読み取ることが、お金に強くなるために大切なことだと村上氏はいいます。
3.家族で外食したら「値段当てゲーム」をせよ
家族で外食に行ったときに、「お金のことは気にするな!」というのではなく、「今日の食事代はいくらかかったと思う?」と聞くようにしよう。
実際にステーキハウスで、子どもに聞いてみると・・・
お子様ランチ2と、ハンバーグステーキセット5等を注文した家族の場合
6歳の子どもに聞いてみると、120円くらいかな・・・という答えが・・・
実際にかかった食事代は、11,776円でした(笑)
この値段当てゲームをすると、数字に強くなります。
例えば、雰囲気のいい高いお店と、ファミリーレストランとでは、料理の値段が全く違います。
つまり雰囲気にどれ位のお金がかかっているのか?サービスの対価はどれ位なのか?ということが身に付くようになります。
そうすると子どもは、高いお店に行きたがるのではなく、費用対効果のあっているお店に行きたがるようになるそうです。
これが教育効果というもの。
最後に
村上氏は、お金に利用されるのではなく、お金をうまく利用することが大切であるといいます。
お金は貯め込むのではなく、お金を循環させることを考えながら、今は貯める時なのか、使う時なのかを見極めることが重要。
子どもの頃からお金の話をしておくことは、社会に出てからお金と向き合う上でとても大切なことを教育していることになるんですね。
とっても勉強になった番組でした。